「ぎんなん並木」と読む東大生日記。 -5ページ目

ひょうたん島の次はどこへ行くのか青春の記憶

なーみをちゃぷちゃぷちゃぷかきわけてー
くーもをすいすいすいすいおいぬいてー

ひょうたんじま  はどこへいく
ぼくらをのこして どこへいく

ルールルー ルルー
ルールールールー ルールールールー

「あの店土曜日割高だっけ?」
と、
ブログアップ翌日にメールしてきたロム専の
中学校の同級生Yさんと一緒に、
地元のカラオケ「ひょうたん島」に行ってきた。

だが、時代は変わってしまった。
私たちが通いつめたあの頃とはちょっと訳が違った。

休みだった。

なーみをちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷかきわけてーー
くーもをすいすいすいすいおいぬいてーーー

ひょうたんじまの次はどこへいく
ぼくらは次にどこへいく 
ルールルー 愛し合うー

鶴見駅前のU-坊。
受付のヤンキー姉ちゃんは中々私たちに気づかない。

「あの、」
と同級生Yが意を決して話しかけ「何分待ちますか」
「いまからだと、40分待ちですねー」

ここはセンター街の歌ヒロではない。
鶴見駅東口のゆー坊である。それが40分待ちだという。
明らかにひょうたん島の客層が集中している結果である。
しかしひょうたん島かゆー坊、

そんなに選択肢がなくていいのかこの町の娯楽事情。

そして鶴見駅西口へ移動する。
そこには上州屋の隣にカラオケの鉄人が1件ある。

どうでもいいが今度のヤンキー姉ちゃんは巨乳だった。

「お二人様 2時間でドリンク込み 1000円ですねー」

安価である。
安価なのはカラオケ代に限らず、労働力もそうであろう。
よくASEANであるように、そういう地帯には工場が立つ。

その工場地帯をぬって歩く路線に、鶴見線というのがある。
無人駅が多いものだから窓から侵入する輩が後を絶たない。

鶴見線が「電車でGO!」に入った時、なんかうれしかった。

「カラオケなんてひさしぶりだねー」
「だねー」

「もうSPEED歌えんかも」「アハハ」
「うちらSPEEDばっかりだったもんね」
「つかさ、」

「彼氏がブルーハーツとか好きで。」
「…」

「てか彼氏さ、」

「あんたのブログ気に入ってるんだよ。
 私がわかんない曲とか、後ろで歌ってくれてああそうかーって」

一緒にいるのがとてもつらくてたまらないから
一緒にいるのがとても恥ずかしくてたまらないから

「彼氏さ、」「うん」「ブルーハーツは聴くの?」「ああ聴くね」
「ブランキーは聴くの?」「いや聴かないと思う」「じゃ、」

ディズニーランドへ ブランキージェットシティ 番号84045

一緒にいるのがとてもつらくてたまらないから
一緒にいるのがとても恥ずかしくてたまらないからーーー

「こういう曲だったんだーー」「そうなんだって」
「ディズニーランドじゃないよねメロディ」
「まーそれはさ、」

「ディズニーランド行く約束破るって歌だからそもそも」
「うーわーヘビーーー」

以前にも言ったが、
カラオケの個室で空気の読めないプレーはご法度である。
カラオケの選択は、最大多数の最大幸福でなければならない。

しかし、眼前にいるのは中学校時代の同窓生である。
しかも当事はゆず全盛期だった影響で、

「校内のど自慢大会」にハモリで出たぐらいの仲なのだ。

HAPPY TOMORROW Nina  番号 13342

Sing a song and play with me
With me
My dreams are still the same

カラオケでは最大多数の最大幸福を選択しなければならない。
「僕は行く気がしないーー何故なら彼は気が狂ってるからーー」
「うーわーヘビーーー」

でも、

STUCK ステイシーオリコ 番号 13597
「あこれは好き 一時期着メロだった」

宝石 タテタカコ  番号 07734
「あこれも好きかも 凄いいいって薦められた」

中学時代にいっしょに歌った仲なら、分かって貰えるはず。
 
 Sing a song and play with me
 With me
 My dreams are still the same

SUCK OF LIFE THE YELLOW MONKEY 番号34492

「君の彼はゲイでーーーおまけにデブーーー
 しあわせなんてーーー言葉はーーーーー」

「吉井さん今何歳?」
「え」

「たぶん38か9だけど…」
「ふーん」

「じゃTMRと同じくらいなのに、老けてるね随分。」

僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう

こんな夜は 
逢いたくて、
逢いたくて、

JAMのPV時代の君に逢いたくて
同じような明日っていうよりはむしろ、

Looking for a happy tomorrow  (HappyTomorrow Nina).

「彼氏イエモンは聴く?」「いや聴かないと思う」
「ブランキーもミッシェルも聴かないんじゃわかんないよねー」

「あの内容。。」
「あ、でも、」

「清春は好きみたいよ」
「お清?」

「あーお清は好きなんだー。。」
「ってかお清!!私も真似しよ!!」

分かってもらえなかった。
イエモンもブランキーも分かってもらえなかった。

歌ってみたけど無理だった。
だってその後でかならずミスチルを入れられた。

ただ彼女に唯一残せた影響があるとしたら、


「あーお清?」
「ってかお清!!うける!!真似しよ!!」

彼氏が好きだという清春を「お清」と呼ぶ事である。
お願いだからこれで仲がこじれたりしないでください。

ホットペッパー丸の内OLサディスティック版

「私ってSだから」
「私って浮気性だから」
「私って飽きっぽいから」

「でもこう見えて付き合った経験は殆どないの」
「でもこう見えて遊んでないのよ」

「ちょっとヒドい女に見えるでしょ?でも、」

「相当ヒドい目に逢ってきた女性なんですね。」
ストレートにそう思ってしまうのは私だけだろうか。
世慣れた風に見せようと頑張るのは、
割りをくってきた女性のせめてもの抵抗だと思う。

通常周りから「つよい女」なんて言われている人は、
ほとんどそのつよさをまっとうする事が出来ない。
「本当は傷つきやすいの」って突然主張して慟哭する。

私はこういう女性は個人的には好きではない。
他人に対して繊細になれない人が、
自分に対しては繊細になってくれってのはどうかと思う。

本文:ゆなさん、本当はやさしいってのがミエミエですよ!!
   貴女は斬られた側が痛みが分からないくらいに鋭く斬るもの!!

私は一体いつから武士になったのか、
見ず知らずの読者から所帯持ちの人斬りみたいな説教をくらう
世間様にはそれほどつよい女だと思われているらしい。

本当は、繊細で傷つきやすい女なんです。

そんな事言ってみたところで中島みゆきのB面にもなるまい、
というわけで、所帯持ちの人斬りゆなとしてはここで、
「あー私ってSなのかな」と思った瞬間を集めてみる事にする。

■「まくらはだまってふかふかしてなさい。」
 …小学生の時、妹を枕にして寝たらぐえっと言われたとして。

■「本当、勝ち馬って感じね。」
…妹が競馬のゲームでダービー馬を育てて誇らしげだとして。

■「ホットペッパー。」
…妹に生まれた仔馬の名前をつけて欲しいとせがまれて。

■「履歴のないプレイボーイ。」
 …時々如才ない台詞が光るシゲに、新しいキャッチコピーをつけてやるとして。

■「誤解されないのがいいひとの特権よ。」
 …プレイボーイなんて変な誤解されたらどうすると言われて。

■「わたしね、中で人が動くおもちゃ作るの大好き。」
 …ビジネスプランを考えるのが大好きだとして。

■「ゆなちゃん、俺の名前で勝手にサインインしないで。」
…PCを借りていた江藤君に、自分がいつの間にかサインインしているとして。

■「ゆなちゃん、俺の名前で勝手にメール送らないで。」
…冒頭で「ゆなです。」と書いてあればいい問題じゃないからとして。

■「ネット上で江藤君を見たら3回に1回はゆなだと思って。」
「今後みんな気をつけてね」として。

■「江藤君は、やさしいカルピスみたいな人ね。」
『フランダースの犬』のおすすめレビューを書くのは人として甘すぎるとして。

ちなみに「ホットペッパー号」は名前の割には賞金を稼いでいるらしい。
以前に「スティルアライブ号」というわりとカッコイイ響きの名前をつけた所、

「お姉ちゃん、」
「何」
「スティルアライブは死んだよ…」
「え どうして??」

「レース中に疲労骨折しちゃったんだ。それで安楽死させた。」

「まだ生きてる」
まさに今の俺にぴったりだあ…って思って

次は「フェニックス」とでも名づければいいのだろうか。
つよい女は繊細になるべき時と、深く考えるべきでない時があると思う。

ぎんなん並木を気まずげに20歳の2人がGOGO

大学の友達の友達と一緒に飲み会をした。


ななちゃん

トーマス

くりいむそ~だ

ねこさん




と、

要するにオフ会みたいな飲み会だった。


だが皆さん東大生にブロガーという十字架だけあって


「次の曲、また椎名林檎でいいかな?」


湿った感じがなんとも心地よい人達だった。

あのメンバーでカラオケボックスにいた時、

そこが世間体からの防空壕に思えたものである。




そんなわけで人見知りの激しい私にしては、

かなりあっさりばっさり打ち解ける事が出来た。




「あの、」

「何のはなしでしたっけ?」




そこでただ一人、


「えっとまた敬語つかっちゃって」

「そこなんで敬語なんだよ」「だって」

「えちょっとななちゃん、」




「この子と打ち解けるにはどうしたらいいの?」


ななちゃんの彼氏と打ち解けるのが非常な難関だった。


これには若貴問題ほどではないが、

多少確執に歴史があるのでその説明をしたい。




本文:ななちゃんの彼氏?ああ彼昼行燈みたいだよね。




これがななちゃん経由で本人に伝わったらしい。

ななちゃん曰く「非常な精神的ショックが大きく立ち直るのに静養が必要。」

「それほど傷つかれているとは」と驚いた事に加え、

「友達の彼氏をそこまで凹ませてたとは」と自分自身やりきれなくなったので、

「でもゆなのブログは見てるみたいよ」と聞いてブログ上でお詫びした。




そしてその後、第一回のオフ会を迎えた訳である。

オン会だろうとオフ会だろうとこっちとしては

「ななちゃんの彼氏が来る」

という会である以上、何らかのスイッチが入らざるを得ない。




そういう緊迫した状況での対面だったのだ。

まず開口一番何を言ったものか、

前日から準備にいろいろと苦心してしまった。




「ああ彼氏ね、美味しんぼは凄いマニアックだよ。」




 美味しんぼ ホンコン味勝負 後編!

 目玉と唇が一番美味しいんです

 これをベトナムで使われているソースで食べると




 この番組は、ご覧のスポンサーで再放送しています。




「ああ彼氏ね、CD貸して欲しいって言ってたよ、


 あの『ファックを送信します』って奴。」 




 愛しい屍に鳥たちがやってきて

 陽炎に揺られながら残さず食べて行った


 そばに来て 逢いに来て

 NOBODY'S OK? NOBODYS'OK? yoshiilovinson 『20GO』 

 

 (ファックを、送信します。)

 (ファックを、送信します。)




 「ファックを送信します。」で人は打ち解けるのだろうか。

 はなはだ疑問であったが、

 それで彼の傷心がいえるなら貸し出そうと思った。

 ただアットザブラックホールという作品が人を癒すとは思えないのだが。




 しかし美味しんぼ再放送を見ていて思った。

 誰かと打ち解けるのに、これほど念入りに準備したのは初めてである。




 何がここまで私を駆り立てるのだろう、

 そういえば離婚した父と2年ぶりに再会した9歳の春、

 さすがに何を言っていいのかわからない様子の父に、私がこう言ったという




お父さん、春なのに雪だねえ 




「あこんにちは」

「あどうも」「ななのかれしです」「ゆなです」




「すいませんCD忘れました。」




(ファックを、送信します。)

(ファックを、送信します。)

(ファックを、)




「本当すいません約束してたのに」

「あ、いや」

「アハハ彼氏ね、『ゆなファックを送信し忘れてるかも』って言ってた」




お父さん、春なのに雪だねえ




「読まれてたんですかそこまで」

「あ、いや何となく




冒頭から失敗である。

その後の飲み会においてもその空気は続く。




「あどうも ゆなです」

「あどうも ななのかれしです」


「あの、ななちゃんのかれしは、」




「美味しんぼが好きだって聞いて。」




これが「ヨシイロビンソンが好きだって聞いて。」

「ミッシェルガンエレファントが好きだって聞いて。」

ならまだいいのである。まだいいのだが、




なぜ美味しんぼで打ち解けねばならないのか。




「昨日再放送のアニメとかみちゃって」「えーどんなの?」

「えっと、ホンコン味対決とかで、」


「魚の目玉と唇にベトナムのソースかけるって話で」

「ああ、」


「×△◎※でしょ?」




お父さん、そこまでは見てなかったねえ




「は?」(←喧嘩腰)

「×△◎※でしょ?そのソースの名前」

「そこまで見てないです」(←喧嘩腰)




お父さん、ソースってブルドック以外の犬もあるんだねえ




このように事前に「ファック送信」「美味しんぼ」という

二つの接点を取る事が出来たにも関わらず、

いずれも私自身のミスによって打ち解けるに至らなかった。




ファックを送信し忘れた事。

ソースをブルドック以外知らなかった事。




「あの訊いてもいいですか、」

と自分自身で身を乗り出しているのに気づいた。ご出身は、」




「ご出身はどこなんですか?」

「神戸です。」

「神戸って、どういう所なんですか?」

「普通の住宅街です。」

「まあ普通の住宅街なんですかー」




ファックを、送信します。




「ご兄弟は?」「え」

「ご兄弟は誰がいるんですか?」

「あー弟がいます」

「まあ、いま何歳ですか」「高2です」




「じゃ高2って言ったらゆなの妹と同じじゃない?」

「あーそういえばうちも大3と高2」

「げえええええええ」




ファックを、送信します。




「いっそ血液型は?」


「B型です」

「B型です」




「あーいまのでなんか3マス埋まった感じです」




NOBODYS OK?NOBODYSOK?




3マス埋まったところでやっと店を出る。

その後二次会会場に移る事になったのだが、

ここで思わぬハプニングが起きた。




道幅の都合上、

ななちゃんの彼氏と二人で歩く事になったのだ。


何か話さねばなるまい、

何か話さねばなるまい、

「地元では、」




って生麦じゃないんだからそんなに地元ネタもあるまいし




「ブログ見てますよ」

「生麦?」

「よくブログ見てますよ」「ああ、




「イエモンとか吉井さん好きですよね、」

「ああ吉井ロビンソンのライブにも行きましたし、

 もう初めて芸能人なんかみるからステージの人影見て」




『すわ』




「ああ『すわ吉井か』って見たら、

『モッシュダイブなどせず、』って吉井丸くなったなと思ったら前説で 」


「あははは」




「ていうかよく憶えてますね『すわ』とか」

「ああ僕その記事5回くらい見ましたし」




NOBODYSOK? NOBODYSOK?




「あんなドロドロした記事5回も見るんですか」(←作者)

「あーなんていうか、」




「癒されるというか。」




 「ファックを送信します。」で人は打ち解けるのだろうか。

 はなはだ疑問であったが、

 それで彼の傷心がいえるなら貸し出そうと思った。

 ただアットザブラックホールという作品が人を癒すとは思えないのだが。




「お尋ねしてもいいですか」「はい?」




「正気ですか」

「ああなんか、

 資格の勉強していると息抜きが必要になって、」




「ぎんなん並木を見るのが息抜きなんです。」

「あのさ、」



「君基本位置がマイナスだよ。

 あんなの見て癒されるとか言うけどさ、

 マイナスを加算されて絶対値が増えるって、君のベクトルはマイナスだって。」




愛しい屍に鳥たちがやってきて

陽炎に揺られながら残さず食べて行った

NOBODYS OK? NOBODYS OK?




やっちまったよ

「あはは」


だが彼は苦笑しているだけだった。行燈の如くその表情は穏やかだった。




その横顔を見てああいまなら行燈と言っても大丈夫かな、と思った。


不勉強でソースはブルドックしか知らなかったが、


ぎんなんくさい道をぎんなん並木と言い切ってしまう愚直さは

時にはベトナムソースよりも強い味方になるのかもしれないと思った。

熱帯夜には特急が生麦にドロップアウトする夢を見る

眠れないのは熱帯夜のせいじゃない
ましてや一時期悩まされた怪奇現象


足元で小さな女の子の声がする


とかじゃない、


耳元でスーツ姿男の人が絶叫する


たぶん、
たぶん、

「音楽聴きながらだと眠りやすい。」
と思ってかけたMDが、


カサノバスネイク (ミッシェルガンエレファント)

だったからだと思う。アンダーテイクケア。下世話。


じゃはずしゃいいじゃん
じゃはずしたらいいじゃんそのヘッドフォンの呪怨


でも、


『「どこへ行ってもいい」と言われると、
半端な願望には標識はぜんぶ灰色だ。』(COLORS)


宇多田ヒカルが始まるとちょっと外したくない。


※このMDにはカサノバスネイクの他に、
 「宇多ヒカルベスト」
 「ブランキージェットシティ1991-1995」が同居しています


そんなMD『思春期』号のためにまったく眠れやしない
そんな夜は、


シゲ がサインインしました


生麦にないものねだりをしなくちゃ…


   ゆなの発言:ぶっちゃけ特急を停めたい。


いつになく現実的な発言です


 ゆなの発言:だって前は「急行」ってのがあったんだよ。
         急行なら停まってたのにさ、それが廃止になったら

         いとも簡単に各駅停車に落とされた


 ゆなの発言:だって神奈川新町(横浜~京急川崎間で唯一特急が停まる駅)に
         負けてるとは思えないんだよ?車庫があるだけの駅じゃん


パチンコ屋があるだけって感じの駅ですが


 ゆなの発言:だから特急を停めたい。
       
そう今回は「生麦ないものねだりぶらり特急停車への道。」
生麦ユーザーでなければ全く関係がないでしょうが、
「電車で2駅先のSEIYUに買い物に行く」駅の人はご同情ください。


ただちょっとあなたの町より治安がよくない町かもしれないけど


ゆなの発言:
シゲの発言:


ここで先にまとめてしまうと、このような感じです。

   ①特急を停めている神奈川新町を倒す


「神奈川新町ぐらい栄えている町にしようよ!」
みたいな、頑張り屋の女の子みたいな発言は皆無でした。


とにかく倒したかったんです神奈川新町
だって車庫持ってるってだけで特急が停まるなんて、


「スペードの8停めてるのお前だろ」ってぐらいにくたらしい。
ウチだってやろうと思えばね、ハートの3くらいから停められますよ


   シゲの発言:駅名を「神奈川勝町」にしてパッと見勘違いさせる


特急に目くらましを使う気ですねこの男

   

   ゆなの発言:むしろ神奈川新町に生麦として生きてもらう。


要するに故郷が嫌いなんですねこの娘


しかし神奈川新町が生麦になるとなれば大変です。
何しろ現在は車庫しかないところを、

とりあえず巨大なパチンコ屋、
バスケットゴールのついた焼肉屋、
たまに逮捕者が出るアジア式マッサージ、
洗濯機が全部外についているアパートなど、

こういったオプションが必要になってくる訳で、


ゆなの発言:こっそり生麦に停めた後で「いやあ台風で送れちゃって」と
       神奈川新町に言い訳しておくとか


ちょっと、弱腰になってきたみたいですね。


  ②とにかく物理的に生麦でブレーキさせる。


神奈川新町を倒す計画に自信がなくなったところで、
「やっぱり物理的に停める」という方針に変わりました。


   シゲの発言:「新生麦」と名乗りいかにも新幹線の止まりそうな

           雰囲気を醸し出す。


まーたくらましをつかう気ですよこの雪国出身の好青年、
ってか普通の生麦じゃ新幹線止まらない前提ですねさりげなく


  ゆなの発言:改名で日本一かむ名前を残す意味がわからない。


そりゃもっともです


ゆなの発言:「生麦事件の落ち武者が出る」という噂で特急をすくませる。


夏季限定です


  シゲの発言:別に武者死んでなくね?


そりゃもっともです

 

  シゲの発言:鳥山明が名古屋の自宅が不便だから東京に引っ越そうか

          と考えたら、税収が減るのを怖れた役所が慌てて鳥山明の

          家の前まで真っ直ぐな ほぼ専用の道を引いたそうな。

        

         生麦、誰かドラゴンボール描け。


  ゆなの発言:生麦には生麦地区センターしか図書館がねえし
          あと図書館行くとしたら日の出町(プチ歌舞伎町)しかねえし
          そんなカルチャーが生まれるとは思えない。

    

         むしろシェンロンにお願いして停める。

DB集めちゃいましたよこの娘


ゆなの発言:それか生麦中学の人たちを総動員して

        素手で停めてもらう。

近いものとしてクロ●ティ高校の一コマをイメージして下さい


シゲの発言:毎日ホームに次が101回目のプロポーズの人を

       用意・配置して身を呈して止める。多分彼は死にません。


ゆなの発言:それ根拠ないよ


そりゃもっともです


    ゆなの発言:バミューダトライアングルを作って特急を捕らえる。


怪奇現象で停まるんですね


    ゆなの発言:いっそ巨神兵を動員して停めてもらう。


秘石は生麦にあるんですね

  

  シゲの発言:操作系念能力で停める。
   ゆなの発言:
それは流石に無理。


この娘の線引きがよくわかりません


ゆなの発言:京●苑の財力で信号機を勝手につくる。


ここまでの流れをざっとまとめたいと思います。


⇒「神奈川新町を倒したい」
 ⇒「無理っぽい」

⇒「怪奇現象を使って停める」
 ⇒バミューダトライアングルで停める
 ⇒落ち武者の怪談話で停める

⇒「物理的にブレーキさせる」
 ⇒素手⇒シェンロンに頼む⇒巨神兵に頼む

⇒操作系念能力者に頼む⇒遺憾の意

⇒財力者に頼んで偽の信号機を作ってもらう

結局生麦が特急を停めるには、めくらましに頼るしかなさそうですね。

バミューダトラインアングルか
クロマティ高校かシェンロンか巨神兵があれば話は別なんだけど。

そして僕はメロンソーダにチリドッグを頼む人間の仲間入りさ

妹がヘッドフォンをして難しい顔をしている。
PCをいじっているが、
「あーどうもな、」と言ってまた新しいCDを取り出す。
「あーやめた。やっぱりしっくりこない。」


「どうしたのあんた、」

「最近、曲が書けなくなったの?」


想像してみて欲しい。
ただ単純に
ただ単純に
体育祭のBGMで使う音楽を選んでいる最中、
なんとなくイメージがわかないって言っただけで


「曲が書けなくなったの?」
と言われる、そんな姉と思春期を過ごしている。


姉は皿洗いの最中、「ディズニーランドへ」を口ずさむ。


一緒にいるのがとてもつらくてたまらないから
一緒にいるのがとても恥ずかしくてたまらないから


「で曲が書けなくなったの?」
「あー、まあね…」

「でも、」


でも僕はこう応えたんだ
「もちろん行こうぜ 約束するよ」って


「とりあえずマーシーには電話した。」


そして僕は冷たい人間の仲間入り
そして僕は冷たい人間の仲間入りさ


「あははそんでマーシー何だって?」
「あーそうだね、1曲聴かせたんだけど、」


「『これじゃ売れないと思う。』って」 (※アドリブに弱いです)
「あはははそんなの親戚の兄ちゃんでも言うよ!!」
「じゃあさ、」


「その曲野菜でたとえると何だって?」
「あーそうだね、」


「『モロヘイヤだね。』って」(※アドリブにテンパります)
「あはははモロヘイヤかよマーシー!!」


モロヘイヤじゃ売れないわなー
あでも、


「『でも俺は好き。』って」
「あはは何かわかる!!何かわかるよそういうブルーハーツ!!」


あれも欲しいこれも欲しい
もっと欲しいもっとモロヘイヤー


「ブルーハーツの曲で一番好きなのって何?」


やっぱりトレイントレインとか?
うーんそういうのじゃないかな
じゃ何?あんま知らないんだけどブルハの曲って


いや「んもう」って感じでMDコンポいかないでよ
前フリじゃないから本当 いやかけないでいいって


「遠慮すんなってまあこれが歌詞カードだから」

ノイローゼになってしまった友達が僕に言う
「あの楽しそうなディズニーランドへ一緒に行こうよ」って


ミサーイルー ミサーイルー
ミサーイルー ミサーイルー


リンダリンダーリンダリンダリンダー
リンダリンダーリンダリンダリンダー
リンダーリンダー


「結局ベストアルバム聴かされたけど」
「うん」
「あんたが好きなのは結局どれなの。」
「あー『スクラップ』か、それかあとは、」


「『終わらない歌』かな、一番好きなのは。」


 あんたたちが好きなバンド、全部昔のでしょ?
 なんか今の若い女の子が聴くわりにはさ、


「終わらない歌を歌おう~ クソったれの世界のため~」


 なんか屈折してない?


「終わらない歌を歌おう~ すべてのクズどものために~」


同級生にブルーハーツを聞く奴はいないと妹は言う。
みなケツメイシとかゆずとか、と妹は言う。
イエモンはJAMだけ聴く。ミッシェルはドロップに惚れている。


だが姉としては不思議に思う。
そんな妹でも、中学生くらいの時はゆずっこだったのだ。



それが高校に入る頃に、ガラリと音楽性が変わった。

周りにブルーハーツを聴く奴はいないというのに、
誰の影響でもなく、
誰の影響でもなく、


ノイローゼになってしまった友達が僕に言う
「おねえちゃん進路で相談したいんだけど。」
「あーちょっと待って今、」


「TSUTAYAのCDダビングしてる最中だから。」
あの楽しそうなディズニーランドへ一緒に行こうよ


ドロップの
ドロップの


ドロップの気持ち

「ミッシェルガンエレファントのドロップ。」
「ふーん、」


「かっこいい曲だね」
答えたんだ「もちろん行こうぜ 約束するよ」って


そして僕は冷たい人間の仲間入り
そして僕は冷たい人間の仲間入りさ


「あんた大学には行くの?」

「もちろん行こうぜ約束するよ。」


ディズニーランドより何より、大学に行く約束を破られる気がする。

ぎんなん並木のコメントは「NO women NO kids」で歓迎します

「コメントがつけられない。」と言われるこのブログ。
「だって怖いんだもの。」と面識ないのに言われる作者。


そこで世間様のブログはどうなのか、いろいろ見てみた。


なんとまあ、実に丁寧。
毎回わかりやすい文章で、
時事問題やニュースなどを取り上げて、
読者の方と内容の濃い議論を交わしていらっしゃる。
こういうブログは実際コメントしてみたくなるに違いない。


最近の時事問題:
「生麦の焼肉屋の次の進化を予想する日記」
「生麦のるるぶ掲載を目指す日記」
「生麦のASEAN加盟を目指す日記」


「いっそ生麦はフィリピンの首都です、って言ったらどうだろう、
 あそれはフィリピンに失礼か」


「世間様は何故読んで下さっているのか」
というブログで先日、ちょっとした事件が起きた。


「ハローボーイ 教えてやろう 俺たちの国境はデイリーヤマザキだぜ」


コメント を書く
■田舎町の国境
私の住んでいる町の国境は、「ファミリーマート」ですよ。
近頃では、「ローソン」が町の中で異常繁殖しています…!!
tsuyukusa (2005-08-20 16:28:28)


現役女子高生ブロガー、tsuyukusaさん。
なんと現役女子高生の方からコメントを頂けたのだ。
当初「読者の9割が30代~40代男性」※実話です
だったこのブログにおいて、


10代の女性からコメントが貰える日が来るとは思わなかった。


さっそく、丁重にレスを返そうと思った。
何しろ「男女平等なんてアーハン?」みたいな筆者である。

男性と女性が違う生き物である以上、
男性と女性とは違う接し方をせねばなるまい、


「8月17日 ジーニアスの例文『阪神は片岡のソロホームランで1点を追加した』


       いつ外人に言うんだよ」


「知り合いの関西弁喋る外人に阪神の試合結果聞かれた時」
に使えばいいんじゃないすかね。
「あ、片岡がソロ打ってたよ」って。(後半略)

環 (2005-08-18 17:27:08)


じゃ関西弁で言うよ
ゆな (2005-08-19 00:56:43)


男性と女性が違う生き物である以上、
男性と女性とは接し方が違って当然であろう、


まわかりやすく言うと、男は耐えられると思ってる。(勝手に)
女は耐えられないだろうと思ってる。


"NO women NO kids"
こんな俺だけど愛してくれるかい 女と子どもには手加減する積りさ


■地平線までファミマ
ハローガール元ネタを教えてやろう、
本当は「俺たちの国境は地平線さ」っていう、
ブランキーのすげえかっこいい歌詞のはずなんだ。


でも俺たちの国境はデイリーヤマザキなのさ。

そしてつゆくささんのとこではファミリーマートなのかい?
ファミマは万引きで潰れるイメージがあるのは俺の町だけかい?調子はどうなんだい?


そして寺尾と岸谷の国境に
コミュニティストアっていう関所もあったのさ。
でも元が「みねぎし」っていう酒屋さんだったもんだから、
コンビニになってもずっと「みねぎし」って呼ばれてたのさ。


んーでもみねぎしも潰れたよ。変な意味でEUみたいだよ。共有財産はないけど。

ゆな (2005-08-20 16:38:48)


読んでみて思ったんだけど聞いてくれるかい神様
いったいこのコメントのどこが優しいのか、
相変わらず
描写するだけでひとの心を痛めるぜ生麦


■同じようで、同じじゃない。

国境のファミマは、すぐ横が隣町の病院なので、
そこそこ調子は良いみたいです!!

しかし、私の町では「ファミマは万引きで潰れる」どころか、
狭い町内には国境を含め、3店舗のファミマが存在しています。
特に、駅の方のファミマは接客態度が、悪いです…!!

tsuyukusa (2005-08-22 20:57:12)


■あなたとコンビに

へー病院の隣か。
それなら流石に万引きするような客層じゃないだろうね。
きっとアロエヨーグルトとかが売れ筋だろうし。


何か万引き少年の母親が入院してたりすると
ちょっとホロっときちゃいそうだしね。


でも万引きはよくない、それがファミリーマート


>狭い町内には国境を含め、3店舗のファミマが存在しています。


へーファミマがそこまでつゆくささんの町に目をつけた理由は何だろうね。
学校とかが多いのかな?
いずれにせよ、ファミマは割りと活性化してる学生街に多いようだから、
そんなに悲観する事はないと思うよ。


ちなみに生麦で最も近いコンビニ3店は、
コミュニティストア、デイリーヤマザキ、サークルKだよ。がんばっているんだよ。


>特に、駅の方のファミマは接客態度が、悪いです…!!


へー困ったね。うちは駅の方の住民が態度が悪くて困っているよ。
彼らはこっそり観光客を撃退してるんじゃないかと思って気が気じゃないよ。


でも、今度そんな接客態度の悪いバイトに出会ったら
「ゴムゴムの実置いてないんですか?」
って言ってみ。んで探させてみ。くまなく。


んでその隙に万引きすればいい。
それ流行らせたら、きっと1件くらいはつぶれるよ。


ごめんあいのり見てたらイライラして心ないレスをしてしまった。

ゆな (2005-08-22 23:39:58)


基本的には女性にやさしくしようと思ってるけど、
最近あいのりみてると、それが出来なくなってしまう。

まだまだ修行が足りないね、
ASEANの一国としてラブワゴンが生麦に来る日は遠いね、


そして「このコメントを使わせて欲しい」と言った時、
「いや、全然いいですよ!!むしろ、嬉しいです!!
でも、私の未熟なファミマコメントで本当よろしいんでしょうか?!」

と、快く承知してくれた女子高生ブロガーつゆくささん、ありがとう。


そして思いっきり斬られているのに、
全く無許可でコメントを使ってしまった現役東大生ブロガー環さん、

本当にごめんなさい。そしてありがとう本当に。


「ぎんなん並木と読む東大生日記。」では、
10代女性と、勇気ある10代男性のコメントを歓迎いたします。


ああ太宰治よ富士山はきっと愚痴を言わない

おかげさまでこのブログも、
ずいぶん多くの人が見てくれるようになっている。
ありがたいと思う。
何しろ生麦なんて誰も知らない(多分今もだろうけど)時代は
3人
くらいにしか読まれていなかったブログなのだ。

それがランキングに登録したりなんかしちゃったりして
生麦駅利用者数までいかないが読者は確かに増えた。


しかし、
以前と変わらずコメントがつかない事が多い。
ブログの成長度に従ってふえるはずのコメント、
「アクセス人数3人」の頃とほとんど変わっていない。

これは一体どういうことだろう。
「だって斬られそうで怖いもん。」

大学の女友達 の発言
「実際知り合いじゃなかったら書き込まないと思う。」

男性読者の方 の発言
「真剣勝負を挑まれてる感じがして気が引ける」

女性読者の方 の発言
「20くらいでこんなギトギトした文書く娘ってどんなかと」

実際に会った時の反応第一位
「え 思ってたと違う!!
  あごめんなさいのとか言っちゃって」


「の」とか言われちゃってる事に内心びっくりした。
一度として会った事のない人の脳裏で、
私はいったいどのような狼藉を働いたのだろうか。


「なんだ、普通のひとじゃないか。」
             太宰治『富嶽百景』


心中未遂ばかりしてきた某マザコン男が、
また失恋してめそめそと富士を見に来た旅先で、
噂をきいてやってきたミーハー学生にいきなり言われた。

この学生は太宰をどう想像していたのだろうか、
確かに興味を持っていたようだから、彼の書いたものを
いくつか読んだりしていたのだろう。そこから学生なりに、
「太宰は変態である」とのデッサンを描いたに違いない。

普通人が彼の文学に触れて、
作者が変態であると思うのは至極当然だと思う。
彼は普通人からは欠落してしまっている。
彼はインテリ貧弱マザコンという、コンプレックスの三冠王であるために、
常に普通人を普通人として眺める場に置かれている。

それで普通人に混じって富士山なんか見に来た日には
「ああ富士山なんか有難そうに見やがって」
と観光客のくせに観光客に嘆息し、一人視点のあってない老婆が
菩薩に見えたりするので周囲に「変態マザコン」と言われる。

だが彼は頭がおかしいのではなく、気がふれてもいない。
むしろその美意識は規律正しく、コンプレックスに支配されている。

白い雲と青い山並みでもって眼前にそびえる景観は、単純に美しい。
だがあれが富士山だからと言って、感受性のままにきれいと言えない当り、
変態と言って想像されるような、一種の自由人では決してない。
「富士山じゃなく老婆がえらくみえたんです」とか言い出す辺り、
むしろ価値観に正確に服従している役人のように見える、やや沈鬱な。

ただあっけらかんと暮らす読者は、彼が沈面している理由についても
その場での意味しか感じず、沈面する彼の神経を統率しきっている
暗いルールがあるなんて通常想像しない。

ただ目につくのは、富士山を見に来た作者がどういうわけか、
へんな老婆を愛しているという事実である。

それから健康的な読者の場合は、このなんともだらしない感じの
作者について常識の立場から批判する。なんだ女々しい奴だ、
老婆に骨抜きにされちゃってまあ変な男だと、この作者について
理性をかまわず、日々センチメンタルに呼吸してるだけの
異常に女々しい変態男であると想像する。

果たして「変態太宰」は闊歩しだすのだが、それは普通人の考える
粗雑なデッサンでしかない。実際、物質を見るにあたって
彼ほどの観念的マガイ(老婆菩薩説)が出来ないミーハー学生が
見れば「なんだ、普通のひとじゃじゃないか。」

普通の人間をみてびっくりしているという、この凡庸にして健康な彼は
一体どういう太宰デッサンをもっていたのか。
恐らく太宰の文に何かを感じ取っていながらも、健康的な彼の頭の中身では
それが羽なり牙なり、意味深そうな面のオプションにすぐ請け負われ、
それを想像する太宰にくっつける事で当面の疑いを解消していたのだろう。
デッサン上は完全に未知の生き物だから、実際会うのも楽しみだ。

だが会ってみれば太宰は羽が生えていなかった。
というか、風采のあがらない一青年が畳に座っていた。「どういうことだ。」

どういうことかは太宰の皮膚上というより精神上の問題なので
ここでは置く。しかし凡庸にして健康な学生の言葉は正確だ。
その男は文中では老婆に骨抜きにされてみたりして普通人に羽を想像されるが、
それはコンプレックスの役人としての正確な仕事であって、
背中の羽がむずかゆいからではない。
人間の完成形としては皿にならんだリンゴ同様、ほかのなにとも変わらない。

珍しく真面目な長文を書いたが、言いたい事をまとめる。
変なこと言ってるけど普通のひとだから、
コメントとかつけてくれるとうれしいです☆
でも面白い事言ってね☆

なまむぎないものねだり「わるいひとたちは不定休」篇

「だからよ、言ったんだよ俺はヤスに。
 人間は遺伝が2割でよ、あと8割はかんきょうだな、かんきょうだってよ。


「あいつもアタマはわるくねえし、東京に生まれてればよ、
 いまごろワセダだのケイオウだのって行ってたかもしんねえよ、 
 なんせ都会じゃ5割がワセダケイオウだっつうからよ、」
 
「でもなー、あいつも生麦だからな、」


「ま生麦じゃシンナー吸ったりして不良になっちまうわな、」


隣の部屋では家の工事をしてくれた大工さんが、
「生麦に生まれると人は容易にシンナーを吸う」
という話をしている。孟母なら2秒で引っ越す土地だ。


「生麦じゃシンナー吸ったりして不良になっちまうわな、」


夏だ。
おばあさんが編んでくれたセーターを着ている場合ではない。


どこか優しいところへ行かなくちゃいけない
どこかスカッとするところへ行かなくちゃいけない


カラオケとか、
カラオケひょうたん島には「シンナー禁止」の張り紙が、

シゲ がサインインしました


なまむぎにないものねだりをしなくちゃいけないんだ


   ゆなの発言:もう一回あざらし

まだなまちゃんプロジェクトは動いているようです


   シゲの発言:と思ったらセイウチ。
   ゆなの発言:じゃー俺ポセイドン。


ごっこ遊びだと冒頭からムキになるタイプです


   シゲの発言:ギリシア神は生麦には来ない。
           ゴブリンで我慢しとけ。

どういう妥協ポイントなのかいまだに分かりません


   ゆなの発言: バミューダトライアングルで特急を停める。

怪奇現象を使ってても特急を止めたいようです  また地名捨てるし


   シゲの発言:金のエンゼルがよく出るという評判。


いや実際、出たりはしてるらしいですよネモトで


    ゆなの発言: 銀のエンゼルから諦めない根性。

むしろ買い手に根性が足りてないんじゃないかっていう


    ゆなの発言: いっそ金鉱。


「いっそ」ってエンゼルからどうジャンプしたのか知りませんが、
さすがに荒野の住民らしくゴールドラッシュという夢をもってます

    シゲの発言:信玄の隠し湯。
    ゆなの発言:だから埋蔵金。


なんかひろしとみさえの会話みたいになってきましたね
あと誤解が無いようにいっておきますが、
前述のシゲとも江藤君ともまったくビジネスライクな関係ですので
どうかお間違えなくっていうか間違えない普通

    シゲの発言: 「うちがソースカツ丼発祥の地」という今更な主張をする心意気。

たぶん、そんなキャッチーな事いう器量はないです。
そういう領土的野心があったらまず、
日本一かみそうな地名を捨てます。


シゲの発言:宝石で飾られた王子の像とそのお使いをするツバメ。

そんな王子あったら住民が剥ぎ取ります


  ゆなの発言:そのツバメを撃ち殺して焼き鳥にしない品性。

そのツバメだって例外ではありません


   ゆなの発言: 所ジョージ。
  

発作でしょうか?


   シゲの発言:「これは凄いね。知らなかった。」って言ってる、
           目がテン!のときの所ジョージ。

美容室での会話でしょうか?


   ゆなの発言:ペットをいっぱい飼っちゃうところのある所ジョージ。


「可愛い欠点」みたいな言い方ですね


  シゲの発言:でも「所ジョージ」の名の由来は宇崎竜童によって
         「所沢の柳ジョージ」の意味で名づけられたんだよ、確か。

         生麦だと「生ジョージ」だよ


冷静になるポイントがずれてると思いませんか

  ゆなの発言: あと生ジョージと言えばさ、
          うちの中学では中にTシャツを着ないで
          いきなり素肌の上にジャージを着るって言うのを
          「生ジャー」
          って言ってたよ。なんかすげえエロいよね。

          もう範疇じゃないところまでエロい。


「範疇」がどこまでを指すのか疑問ですが

   シゲの発言:あー、エロいね。某マンガで柔道着+ブルマのエロさを
          熱く語ってたけどね。載ってた雑誌は「『少年』サンデー」

          だったけどね。
          フェチズムの極みだよね。


なんかいろいろカミングアウトしていいんでしょうか彼

   ゆなの発言: フェチズムが芽生える程度の湿気。
           わかりやすく言うといくら両親に口じゃ言えないぐらい

           ヤンキーですいませんて言っても、

           生麦はブランキーを聴かない。


ブランキー趣味「フェチズム」って翻訳しましたよこの娘

   シゲの発言:BJC記念館でも作れば町おこしになるんじゃねーの?

           (なげやり)
   ゆなの発言:それは無理。だって生麦事件資料館だって個人だよ。※


        日本史の教科書に太字で載ってる歴史が、
       いまやそんなに若くもない個人にゆだねられているんだよ、

   

  ゆなの発言:しかもさ、
           「見たいときは事前に連絡してください」

          って言ってるんだよ、不定休だし、※

  

  ゆなの発言:親戚の家にアルバム見に行って
           「アンタ来るなら電話の1本でもよこしてから…」
           っていう親戚のおばちゃんの家と変わらないよ生麦事件知るの

                      
                        ※乱暴な言い方してますが実話です


パパママごめんねここはヤンキーの町生麦
とても口じゃスラスラ言えないくらいの


ハローボーイ 平日からふらふらしてるけど、

ブランキーって知ってるかい?

ガソリンの揺れ方は知ってるかい?知ってるねそれは
彼女は死んだって知ってるかい?え思い当たる奴が2、3人いるとか

そんなセロニアスな話をしてるんじゃない


3104丁目のダンスホールって知ってるかい?
いやそういう土地になったんじゃないよ、だから区画整理に怯えるなつーの


シャーベッツって知ってるかい?
でも君がいま想像しているのはガリガリ君だと思う
そうだね俺たちアイスクリームと言えばパナップだったもんね


「人間かんきょうだよ、かんきょう。」
「生麦じゃシンナー吸って不良になっちまうわな。」


ごめん譬えBJC資料館できても、

多分わるいひとたちしか展示できそうにない。

青春は帰りの電車賃なんか考えないバトンを渡す

最近私がよくお泊りしているような気がしてならない
えっちゃんから、世にも恐ろしいバトンを受け取った。


「青春バトン!!」
※音量はOFFにして読まれる事を意味もなく薦めます


しかし
「ブログ書いてる奴はロクな青春を送っていない」
という持論から行くと、
「ブロガーに青春語らせる」ってなんだかすごい企画だと思う。
※そんな意図はないと思います


そして青春と言えば「青い春」、

このDVDを買ったら、帰りの電車賃がなくなった。
それはそれで青春とかいう以前に、シゲお金貸してくれて有難う。


●質問1:小・中・高の中で1番、思い出深い時期は?

一番思い出深いというか、
「一番思い出がディープ」
という意味では小学校低学年だと思う。
「お父さんとお母さんとどっちが好き?」


みたいな選択はないまま、
お母さんにソフトに拉致られた。

その後潜伏期間がしばらく続いたので、
お父さんに会ったのは確か3年後経った位じゃないか。


ていうか、いきなりディープで申し訳ない!!
なんかあれだ、明るい音楽とかかけるといいと思うよ!!

                   BGM: BJC 白版


ちなみにソフトに拉致られた後、
こっそりお母さんだけ元の家に戻った事が後に発覚した。


「何しに行ったの?」
「いや、取りに行きたい物があって」「荷物まとめなかったの?」


「生みたて卵。」


先週生協で生みたて卵買ってたんだけどさ、
それお父さんに食わすと思うと惜しくてさ、
もう危険を承知で戻ったわよ、したらお父さん昼寝しててさ、
バレないようにこっそり取るので危うく殺されるかと思ったわよ


そんな事しなくても、鶏はまた卵を産むよ。
何もそこで今後の生命賭けて卵盗りにいくなんて

アオダイショウみたいな事しなくてもいいと思う。


因みに実家に戻ってる事がバレたあと、
お父さんから荷物整理で「卵白分離機」が送られてきたそうだ。

どうでもいいけどあんたら夫婦の間でそんなに卵重要だったのか。


●質問2:1番お世話になった先生はいつのときの先生?


「じゃあ今日は、ほしのさんが引っ越すので、
 みんな校門の裏まで見送りにいきましょう。」


白昼堂々の夜逃げであるにも関わらず、
当時の担任の先生はすべてを理解して協力してくれた。


校門の裏には白いワゴン。
私は若干緊張した面持ちでそれに乗り込む。


「バイバーイ」
「バイバーイ またねーー」

※この当時母は家で卵を盗もうとしている


あの当時のクラスメートは夢にも思うまい。
先生と一緒に見送ったあの日の転校生は、


白昼堂々ワゴンで夜逃げするところだったとは。


●質問3:得意だった科目は?

基本的には文系。
高校時代には全部得意にしたけれど、
中学校までは美術とか国語とか。


ていうか、
クラスの大人しい女子が絵がうまいのは何故だろう?


大人しいから絵がうまいのか、
絵がうまいから大人しいのか、
とにかく才能はなくてもリンゴの描写は凄い。
そんな子どもの一人に大人しいほしのさんは含まれた。


そして国語の作文も得意な子どもだった。
ていうか絵とか、作文とか、


「優しい気持ちをたくさん貰った人は、
その優しさをほかの人にも返してあげられるんだと思います。
                  (『小公女セーラ』を読んで)


暗い少女なら大概うまいものが例にもれずうまかったのだ。
ていうか「小公女セーラの感想文で絶賛される」とか、
華々しいはずのエピソードですらあまりに暗い。
もうちょっと頑張って黒いクジラの絵とか描いて、
公共広告機構みたいにカウンセリングされてもよかったんじゃないか。


●質問4:では、苦手な科目は?


地理。
とくに山脈に関心がなかった。

東大模試で地理が一番酷く3点をたたきだした。
東大試験は全部論述なので、部分点が認められるのだが、


問題:グラフにおいてBの時点で人口が増大している背景を述べよ。
回答「                                 (200字)」


「…」


問題:グラフにおいてBの時点で人口が増大している背景を述べよ。
回答「第二次ベビーブームなんだと思う。           (200字)」
 3点


「なんだと思う」という個人的感想である。
「いやあ第二次ベビーブームですなあ」
「まったくですなあ」


しかし「なんだと思う。」という口調には何か、小娘らしい憤りも感じる。
思春期だからそういう問題にはナイーブ、
でもなんか寛容になってみせることでつよがりたい、
みたいな、


「ねーちゃん」
「んー?」
「うちって何で兄弟多いの?」


「第二次ベビーブームなんだと思う。」
ねーちゃん黙々と宿題やりながらちょっと怒ってる、
みたいな、
成績はいいんだけど私立大学には行けないみたいな、
そんな社宅に住むねーちゃんの憤り、ていうか当時の私ってそんなだったか


しかし真面目だった高校時代に比べ、
これと似たような問題の中学時代の回答はひどかった。


問題:グラフのAにおいて人口が急激に増えたこと理由を述べなさい。
回答数える人が本気を出した。」


本気を出した。」でちょっと得意げになってたと思う。
「飯食おうぜ何食いたい?」「パン。」で大いに盛り上がれたとか、なんか幸せな時代だった。


●質問5:思い出に残った学校行事を3つあげてください。

1高校の体育祭
2高校の交換留学
3修学旅行(沖縄)


1の高校の体育祭でほとんどを占める。
それくらいうちの高校の体育祭は熱いのだ。


まずもともとは男子校であったのだが、
その時に「1年生男子が女装でダンス」という
逆タカラヅカみたいな行事が生まれたらしく、


その名も「可愛子ちゃん」。
確かに伝統行事である事はネーミングから分かって頂けると思う。
(さすがに私らの世代は「カワイコ」と恥ずかしそうに呼ばれていた)


そして学年を誕生日ごとに分けた4色のチームで、
それぞれ2年生女子によるヘアメーク&衣装デザイン、
ダンス部による完全な振り付け&指導により、


1年生男子全員がダンスを披露するのである。
メイン4名、残りはバックダンサー。
メインの4名は流石に紅顔の美少年だが、

バックダンサーは完全に「エージお母さんそっくり」でしかない。


そしてこれで優勝しようものなら、
徹夜で衣装を作っていた2年生女子が本気で泣く。そういう熱い行事なのだ。


因みにOGの母はいまだにカワイコのファンで、
会社から半日休暇を取って毎年観に来ていた。

「女装の少年のダンスを見に行きたいのです」


これ会社には何と言えばクビにならないのだろうか。


●質問6:学生時代は、クラスではどんなキャラでしたか?


小学校 大人しい子だったと思う。
     でも正義感と気の強い子だったので喧嘩が絶えず。
     女子って一番この頃派手な喧嘩するよね。


中学校 原宿系の友達とベランダでZipperとか読んでた。
     清川あさみちゃんとかヨッピーの話とか。
     SPEEDがほぼ全曲歌えたとかカラオケ中毒。
     
高校  ひたすら勉強するガリ勉デビュー。
     打ち上げで酒を買ってきた友達に「やったー」と言うと
     「えほしのさんは怒るかと思った…」

     中学時代に二日酔いで保健室に行っていた自分、
     高校で何かが変わったらしい事に気づく。


●質問8:好きな給食のメニューは?

まだあるのかこれ。。
確かみかん。冷凍のみかん。
「このみかんは私に食べられたいって目が言ってる。」
とみかんに目ないのに隣の男子のみかん奪ってた
そんな女王の教室小学生時代。

  
    
●質問9:学生時代に出会った友人は、あなたにとってどんな存在ですか?

今さらここでいい事を言うのもどうかと思えてきた。

こういう時清春とかこまるんじゃないだろうか。


すごくいろんなとこで助けられてる。
励ますつもりが励まされたりとか、
いろいろ教えられることが多い。有難いっす。

しかし、
「22日誕生日なんだしおごるよ!!」

えっちゃん、
ありがたいけど誕生日来月ですから。

「手帳に書いてあったよ!!」
手帳に予定を1ヶ月違うページに書くってどういう亜熱帯ルールだこの天然め。



●質問10:次にバトンを渡す3人

 「東大生のうえにブロガー」という3人に贈ります。


 金沢がうんだハーマイオニー ななちゃん 
 そのうち春が来るといいね☆  トーマス
 東大と国際通りつながりでいいのか   環さん


みなさんぜひ論基礎社会Ⅰだと思って青春を語ってください。


トーストの食べ方を想像されてこそアイドルただし妄想

最近気づいたのだが、
世間体以上に人間は妄想に生きている。

音楽と人とか渋谷陽一と人とかを読んでいると、
「ああ人間は日々のほとんどを妄想に費やしてるんだな」
という気がしてならない。日本、いまフリーダム。


「悟空に土手で強引にキスされた!!」


そんな日本人の中でもとりわけ、

「アカン鳥山先生のマンガ普通に見られへん」
「ああこいつやべえな、ってそのとき思いました」


南海キャンディーズのおふたりを見ていると、
その妄想力にはかぶってもない帽子を取りたくなってしまう。

「しずちゃん短大時代、髪を緑に染めて一日何十回も
 地球が壊れちゃえばいいのにって思ってた時期があるそうですから」


妄想が妄想に終わらず、きちんとパフォーマンスになっている事に脱帽なのだ。

しかし私がかれらをリスペクトする理由は、

単にパフォーマンスの完成度が高いからというだけではない。


たとえばかれら自身が町で見かけられた時、

「あ 止まってる」
「ねーなんか考えてるよ」
「あ本当だ ぜったい変なこと考えてるよね」


「自分が妄想している事を他人に妄想されてしまう」
そこに存在しているだけで、他人の妄想を喚起する。
そんな独特の影響力に対してリスペクトしているのだ。


ちょっとここでマジな話すれば、
自分の妄想を実際にパフォーマンスにすることで
他人の妄想を駆り立てて成功したアイドルは強いと思う。
デビッドボウイとか、メガネトミーフェブラリーがこの例だろう。


そのような観点から行くと、
私の中の最強アイドルは、妄想を体現している妄想家という事になる

別にメガネがストライクゾーンではないが、近頃の私のアイドルと言えば、


「移植した左目が熱くなり、見た事もない映像がながれた。
 それは眼球の持ち主である、かずやの記憶に違いなかった。」


「どうも、オツイチです。」
「あのネガティブ思考は乙一先生に間違いないと思います」


デビュー作のタイトルは「夏と花火と私の死体」、
17歳の上にジャンプノベル大賞でデビューを飾ってる時点で
なんだか親戚のぱっとしない兄ちゃんを思わせる
新進気鋭ホラー作家、

「どうも、オツイチです。」


乙一氏である。
乙一氏って書くだけでなんとなく小泉さんの横顔に見える、

ペンネームの字画まで妄想営業力を持っている氏には本当、脱帽である。


ダフ屋が登場した際には「ダフィー」という腹黒いうさぎを妄想し、

おいおいミッフィーちゃんいくら持ってるの、
え クチがバツだから言えない?おいちゃんアリーナ持ってるよアリーナ

「なんでもないです」
「乙一と同じような病気だと思ってください」


と弁明した事があったが、

この後「乙一ってだれ?」という声を結構耳にした。


「乙一知らないの!?」

と驚いた後、
「じゃ『乙一と同じような病気だと思ってください』ってのは」
「ごめん正直意味わからなくて…」


「えーそれじゃフォローになってなかったんじゃん」
「うんごめん、よくわからなくて。でもさ、」


「乙一ってひとと同じ病気だから、仕方ないんだよね?」
「なにが?」
「ゆながすぐ『巨神兵が出たての芸人に見える』とか言うの。」
「ああ、」


「うん、仕方がないみたい。」
微妙にさびしそうに笑ってみたって乙一に元より罪はなく、
単に「すぐ妄想してしまうんですしかも湿った感情で」
というのを乙一の引用で捻じ曲げたに過ぎないのだ。


乙一のイメージに「巨神兵」というオプションを加えてしまって
乙一にも友人にもまっとうに申し訳ない。


これで何も知らない友人の脳裏に
「乙一作品に巨神兵が出てくるとかいう
押尾守プロデュース作品が刻まれる事態になったら颯爽とお詫びする。

友達としての友情のために、一度貸そうか暗黒童話。


さて「乙一と同じような病気」=「湿った妄想病」とした
私だが乙一作品について多少説明しておきたい。


まあタイトル読めばわかる。
「夏と花火と私の死体」「平面いぬ。」「暗黒童話」
そして読んでる奴を見れば大体雰囲気はつかめる。


所謂少女とか眼球とかいう分かりやすいホラー作家だが、
「妄想を体現している妄想家」
というアイドル性には、あとがきまで読んで初めて気づく。


あとがき

見てあなた、あれがオツイチという青年よ


「ファミレスのドリンクバーで甘い物を摂取するだけ。
 カブトムシと変わりがありません。」


ぼくはちゃんと大学で就職活動をするよ
小説でご飯を食べていこうなんて考えないよ
えらいわねタカシ
そうだえらいぞタカシ 

              (声の出演:乙一)


ああタカシ…タカシ…お前は正しいよ
趣味の野球も続けろ、初任給で親に何か買ってやれよ、


「これ全部ファミレスで原稿直してる時の妄想だよね。」


ああいまのトラック、どうしてあと10センチ内側を
走ってくれなかったんだろうどうして、

「ああこのひと、」


「ぜったいトーストでバターの上にジャムのっけたりとか、
 なんとなく不器用な食べ方するひとだ。」


それもちょっと貧乏そうな方法で、とか、
目玉も少女もない場面で妄想を抱かせる
乙一最強アイドル伝説。